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死と生きる

Thu

久しぶりに本の紹介です。

死と生きる 獄中哲学対話(池田晶子・陸田真志 共著)

死と生きる 獄中哲学対話




著者のひとり、池田晶子は哲学者です。
もうひとりの著者、陸田真志は、拘置所暮らしの犯罪者。
2人の人間への強盗殺人罪などで死刑を求刑される中
独房で大量に読書をし、池田の著作に触れ、
人間の「真実に気付いた」と感じ、喜び、池田に宛てて
礼状を郵送します。

この本は、その礼状がきっかけで始まったふたりの往復書簡集で、
やりとりしていた当時「新潮45」に掲載されていたものに
未発表分を加えて書籍化となったものだそうです。



死刑判決が下り、残された時間が少ないと知らされた中で
当時36歳だった池田と27歳だった陸田のふたりが
専門用語をふりまわさず、平易な言葉を用いて
「善く生きて、善く死ぬ」ことについて
真に、命がけで「対話」をすすめていく哲学書です。



陸田の手にかかった被害者とその関係者、
別件での犯罪被害者とその関係者、そうした方達にとっては
加害者の著作など、想像するのも汚らわしいものでしか
ないかもしれませんから、この本を紹介するなどという事は
つい数日前までは考えてもみませんでしたが

・選挙権が18歳まで引き下げられた
・少年法に守られて罰を受けなかった加害者が、被害者を無視して手記を出版した

このふたつのニュースから、少年法と死刑制度について
もう1度考えようと思い、本棚からひっぱりだしてきたのが
この本なのです。
この本の中には、陸田の言葉で、少年法と死刑制度への考えが
綴られています。以下に丸ごと引用します。
(本書の通りにルビをふったら読みづらくなったため、勝手に改行しました)






(本書P23より)

 それでもその人間、特に中高生などが自分で本当に「よい」と考えて法律ルールを破り、

人を傷付け、殺すなら、「やるなら、やれ」そう私は言ってやります。

しかし、「それをやるなら、法律ルール(少年法)で守ってもらおうとは思うな。覚醒剤シャブでも

強盗でも殺人でもやった後に、つかまっても、文句も弁解も言うな、自分の権利もあると思うな。

今後、自分がいつ殺されたとしても、文句も言うな。何故ならお前は、自分でその

法律上の権利ルール』を否定してみせたのだから」、

そうも言ってやります。本当の「よい」とは誰にとっても、つまり皆にとって普遍的に「よい」事でしかない。

それを人がわかる為には(わかるべき・・ではないですが)、

なにかの本や文が助けになる事もありましょうが、やはり本人が「知ろう、わかろう」とする事なしには、

どんな本も教育も理念も役には立たなく思えるのです。





(本書32より)

 私の罪とは、厳密に言えば被害者の命を奪った事より、彼らが彼ら自身の真実に気付き得た可能性を

奪った事にあります。

人間がその自己の真の目的に気付く潜在能力potentialを有している。

その事こそが万人に平等にある「人が人としてある」天賦の権利、「人権」であると思えるのです。

その為のきっかけと時間を、罪を犯した者に与えてくれる死刑制度は、むしろ、非常に人道的であると思えるし、

無理にその人間自身の罪悪を考えさせないようにする少年法や人権派の方が、むしろ、非常に人の道を

外したものであり、その人間への「仁義」を見失っていると思うのです。









出版された分のあと、どれぐらいの時間ふたりの文通が
続いたのかは知りません。
いずれにしろ陸田は、長いこと考え続け、
書き続けていたのではないかと想像します。





2007年2月23日、池田晶子は腎臓癌のため逝去。享年46歳。

2008年6月17日、陸田真志の死刑が執行される。享年37歳。



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。。。ミ* ゚Д゚ミノ 感想・待ち合わせメモなどは こちらへどうぞ 。。。


うーむ考えさせられるねぇ

どんな内容でも犯罪の加害者である人あった人の手記は読みたくないなあて敬遠していたのだけどちょと読んでみたくなったなあ

ミ* ゚Д゚ミ ゆうがたちゃんは、死刑なくなるといいと思います
冤罪だった場合とりかえしがつかないからねえ
死刑なくして、終身刑つくってほしいです
アメリカみたいに、懲役500年とかやってもいいと思います
檻から出したら危険な人も、世の中にはいると思います

しいたけちゃんも死刑は無くなったらいいなて思う。
終身刑お金かかるとか同じ罰を与えるべきとか犯罪の抑制とかわからなくないけどやぱしどうしても人間をころす仕事てのがあるのが嫌だと思うですよ。
自分でやるのも誰かに頼むのもやだなあて思う。
みんなで押すからだいじょぶてもんじゃないよなあ。

(*。Д゜)死刑なくなてもいいでづけど。ぼくは、刑務所の中充実しすぎてりと思う。プログラミングとか習えちゃったりするんでづよ。ぼくが教えてほしくらいでづよ!食事も季節感なんて出さなくていいでづ。めしまず嫁の飯くらいまずーでいいって思う。食べれるだけマシでづ。コンビニの売れ残りとか、運んで食べりとか、なんていうか、なるべくお金かからねいようにして。そゆとこにお金かけないで。もちょと恵まれない子供とかが非行に走らないようにすることとかにお金つかてほしくて。病気の子供が勉強もできるよにしたりとか。政治にもとみんなが参加しやすい社会にすることにお金つかて、えらそうな政治家とか何年もやってり市長とかにお金いぱい渡さないようにして。もともとお金の使い方をもともとよーく考えて使ってほしいでづ。お金の話になてしまた・・・。

死刑はなくなればいいと思う。
犯罪をくりかえさないようにしてほしいな。

■ 人ほど難解なものはないと思う。

人って、人にバーチャルでもリアルでも接して生きるものだと思う。でも大抵の人は接する相手と同じか似た体験なり思いをしないと、その相手を理解できない生き物だと思う。私の薄い脳で考えると、作者の池田さんは何故死刑囚の彼について、本にしようと思ったのだろう。